バイヤー/雑貨 2020-12-08

新年のしつらえに。名窯〈マイセン〉のフィギリン「丑」

アディダスとコラボレーションしたスニーカーのオブジェ"The ZX8000 Porcelain"を発表し、
話題となっているドイツの名窯〈マイセン〉
ウニカートと呼ばれる一点物のこの作品は、12月7日から英国のオークションハウス、
サザビーズで競売にかけられています。

1710年に王立ザクセン製磁工場として創業した〈マイセン〉は、
310年の歴史を重ねるヨーロッパ屈指の磁器工房。
日本や中国の磁器に魅入られたザクセン選帝侯アウグスト強王は、
錬金術師のヨハン・フリードリッヒ・ベトガーに磁器の開発を命じます。
研究のために幽閉されたベトガーは、ドレスデン近郊フォークトラントの鉱山から
掘り出されたカオリン(カオリナイトを含む粘土)を利用し、
製法を解き明かしてヨーロッパ初の磁器が誕生しました。

白いダイヤとも呼ばれるカオリンは、鉱山から掘り出されたのち
1867年から使われ続ける水簸槽のなかで肌理細かな粒子に研ぎ澄まされます。
手間暇をかけて成形され焼成された後、華麗な絵付けを施されて完成します。

今回ご紹介する干支のフィギュリンは毎年高い人気を誇っており、
2021年丑年から新たな12年連続企画がスタート。
マイセンのトップアーティストであるヨルク・ダニエルチュク氏に師事した気鋭の造形家、
マリア・ヴァルター氏によるデザインで、一年ごとに〈マイセン〉の代表的な絵柄が描かれていくそうです。

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造形家のマリア・ヴェルタ―氏

2021年は、18世紀初頭に〈マイセン〉で数多く描かれた、
東洋の磁器にインスパイアされた「インド文様」に、
優しい表情と、金彩で描かれた力強い角が印象的な雄牛。
卓上に置いて日々手の平で愛でたくなる、造形の素晴らしさも魅力です。

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新年のしつらえを華やかに彩ってくれる〈マイセン〉の干支、
この機会にコレクションを始められてはいかがでしょうか?


2021年の干支「丑のフィギリン」の詳細はこちら